ウィリアム・ギャラガー
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Adobeは2018年10月のAppleのイベントでiPad向けPhotoshopのデモを行った。
iPad版Photoshopは年末までにリリースされる予定ですが、ベータテスターからは機能が不足しているとの不満の声が上がっています。Adobe社によると、ベータ版には正式版に搭載される機能の多くが含まれておらず、今後もアプリの開発を継続していく予定です。
AppleとAdobeがPhotoshopのiPad対応を発表してから1年、Adobeがベータテスターの募集を開始してから6ヶ月が経ちました。正式リリースは2019年末と予定通りですが、一部のベータテスターからは、このソフトウェアは「初歩的」で、重要な機能が不足しているとの声が上がっています。
ブルームバーグによると、Adobeは以前の縮小版iPadアプリではなくPhotoshopのフルバージョンになると言っているにもかかわらず、特定のコア機能が欠けているとテスターは主張している。
「機能面では、既存のiPadアプリのクラウドベース版を強化したような感じで、宣伝されているような『本物のPhotoshop』ではない」と、匿名のテスターは語った。「デスクトップ版Photoshopのコードをベースにしていることは理解しているが、今のところそうは感じない」
これに対し、アドビはブルームバーグに対し、ベータテスト版にはまだ導入できない機能が多数欠けていると述べた。アドビ・クリエイティブ・クラウドの最高製品責任者であるスコット・ベルスキー氏によると、これらの機能はAppleとの共同開発が必要なため、多くの機能が「急ピッチで」追加されているという。
Adobeは2018年10月にiPad版Photoshopのデモを行った。
同氏は、最初の公式リリースにはこれらの未特定の機能が含まれるが、それでもデスクトップ版 Photoshop の完全な複製にはならないだろうと付け加えた。
「25年間にわたってiPad向けに蓄積されてきたすべての機能を、発売初日からリリースしてしまうのは、お客様とそのニーズに最善の対応とは言えません」と彼は述べた。さらに、アドビはこれをあくまでバージョン1と捉えており、今後さらに開発を進めていくと付け加えた。
「特定のワークフローにおいて、これは世界最高の製品だと言いたい。顧客のニーズに応えられなかったからといって、機能が充実していないと謝る必要はない」と彼は述べた。「この製品がここまでたどり着いたことを、これ以上誇りに思うことはない。ぜひ、実際に体験していただきたい」