アップルのクックCEOとフェイスブックのザッカーバーグCEOが中国の習近平国家主席と会談

アップルのティム・クックCEOとフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOはともに月曜日、清華大学ビジネススクールの顧問の年次サミットに出席した際に北京で中国の習近平国家主席と会談した。

ロイター通信によると、クック氏とザッカーバーグ氏は共に清華大学経済管理学院の諮問委員会のメンバーである。アップルの広報担当者はクック氏の「スケジュールや会議」についてコメントを控えたが、ザッカーバーグ氏はフェイスブックへの投稿で北京訪問を公に認めている。3人がどのような話し合いをしたかは不明だ。

両CEOは、今年の共産党大会で権力を掌握した習近平国家主席に取り入ろうとする強い動機を持っている。Facebookは2009年以来、中国でブロックされており、Appleは中国でiPhone Xを発売間近に控えているだけでなく、App Storeでの検閲、Apple WatchのLTE通信の無効化、そしてiPhone生産停止の危機に瀕するQualcommの訴訟にも直面している。

アップルは最近、現地の法律を遵守するために同国に初のデータセンターを設立したが、共産党指導部の反感を買った場合、同センターが襲撃されたり閉鎖されたりする恐れがある。

本日、Canalysの調査によると、iPhone 8は中国でまずまずの売れ行きを示しており、長年続いた中国国内でのiPhone販売の落ち込みを反転させているという。