アップル、視覚障害のある生徒向けに初の校内コーディングセッションを開催

アップル、視覚障害のある生徒向けに初の校内コーディングセッションを開催

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出典:オースティン・アメリカン・ステイツマン

Appleは水曜日、Everyone Can Code教育イニシアチブの拡大の一環として、視覚障害のある生徒を対象に初の校内セッションを開催し、参加者がドローンを飛ばすために使用するコードを書くのを支援した。

オースティン・アメリカン・ステイツマン紙の報道によると、教育セッションの一環として、Appleのエンジニアチームがテキサス州盲学校を訪問し、VoiceOverなどのiOSアクセシビリティ機能を使ってiPadでコードを記述する方法を生徒たちに教えた。イベントには、高校3年生から卒業生まで、合計17名の生徒が参加した。

名前は挙げられていないものの、Swift Playgroundsは参加者のコーディングスキル習得を支援するために使用されたようだ。生徒たちは、1時間のセッションで開発されたコードを使って、おそらく「Byte」というデジタルキャラクターを介して3Dパズルを解いたとされている。

授業体験の後、AppleチームがParrotドローンを数機持ち込み、生徒たちは新しいコーディングスキルを実際のシナリオで試すことができました。Swift Playgroundsは以前からBluetooth経由で外部ハードウェアと通信する機能を備えていましたが、ドローンの動きを制御できるようになったのはバージョン1.5からです。

「これは、子どもたちにプログラミングに興味を持ってもらい、それが就職のチャンスにつながると気づかせるための手段だと考えています」と、同校の技術教師であるヴィッキー・デイビッドソンさんは語った。「アップルは、子どもたちに情報や研究への即時アクセス、そしてプログラミングを提供することで、全く新しい世界を切り開いてくれています。」

本日の教育セッションは、サウス・バイ・サウスウエスト 2018 の「イノベーションズ・イン・アクセシビリティ」イベントでの特別プレゼンテーションの準備として開催されました。このイベントでは、Apple のアクセシビリティ担当ディレクターであるサラ・ヘリンガーが、テキサス盲学校および視覚障害者学校の教員とともに、「Everyone Can Code」プログラムについて講演します。ヘリンガーの講演は3月15日に予定されています。

Appleは、オープンソースのプログラミング言語Swiftを使ってコードの書き方やアプリ開発方法を学生に教える「Everyone Can Code」プログラムの構築を続けています。直近では、12月にシカゴ公立学校およびシカゴ市立大学との提携を発表し、約50万人の学生にSwift教育を提供することになりました。