AppleInsiderスタッフ
· 1分で読めます
新しいiBooks Authorは、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催されたAppleのプレスイベントで披露されました。この新しいツールは、小説から教科書まで、あらゆる種類の本の作成に使用できます。
Appleのロジャー・ロスナー氏は報道陣に対し、新ソフトウェアの概要を説明し、Microsoft Wordファイルなどの文書をiBooks 2アプリケーション用のフォーマットに簡単に変換できるツールのデモンストレーションを行いました。ロスナー氏のデモンストレーションでは、WordファイルをFinderからiBooks Authorにドラッグするだけで、新しい出版ツールが自動的にヘッダーを作成し、ページレイアウトを整えました。
ユーザーはブックに画像を配置することもでき、テキストは画像の周囲に配置されます。また、ドラッグ&ドロップするだけで映画もiBookに追加できます。
KeynoteファイルもiBookに追加できます。デモでは、Rosner氏がKeynoteファイルを追加すると、そのプレゼンテーションがインタラクティブなウィジェットとしてiBookに追加される様子を披露しました。
ウィジェットは、JavaScript と HTML のコードを使って iBook 用にカスタマイズすることもできます。また、iBooks Author を使えば、ウィジェットをタイトルに直接ドラッグ&ドロップすることもできます。
iBooks Authorは、タイトルの用語集作成も簡素化します。ユーザーは単語をハイライトしてボタンをクリックするだけで、その単語が用語集に追加され、単語の定義も簡単に追加できます。ロスナー氏はこれを、電子書籍作成の時間を節約する「まさに奇跡」と呼びました。
タイトルが完成したら、iBooks Author ですぐにプレビューできます。書籍の作成に使用している Mac に iPad が接続されている場合は、タイトルが自動的に iPad に表示されるので、著者は作品をプレビューできます。
そこから作品をAppleのiBookstoreに直接投稿できます。承認されると、コンテンツは販売可能になります。iBooks AuthorはMac App Storeから無料でダウンロードできます。