アップルのティム・クック、2021年のCEO報酬でイーロン・マスクに後れ

アップルのティム・クック、2021年のCEO報酬でイーロン・マスクに後れ

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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アップルのCEOティム・クック氏は、2021年にフォーチュン500企業の中で2番目に高給取りのCEOとなり、7億7000万ドルを稼ぎ、テスラのイーロン・マスク氏に次ぐものとなった。

世界最大級のテクノロジー企業のトップとして、ティム・クック氏はそのリーダーシップに見合った相当額の報酬を受け取ると予想されています。高額報酬のCEOランキングでは、クック氏はほぼトップクラスにランクインしているようです。

フォーチュン誌が作成したフォーチュン500社のCEO報酬比較リストでは、クック氏は2021年に総額7億7050万ドルを稼ぎ、2位となった。しかし、このレポートでは、この金額は基本給ではなく、10年間で17億ドル相当の株式を付与する報酬の一部であることを認めている。

クック氏は会社からより一般的な年間報酬に加え、その他の福利厚生も受け取っています。2021年には、基本給に加えて、8,200万ドル相当の株式、約63万630ドルの個人警備費用、71万2,488ドルのプライベートジェット使用料が支給されました。

3月、批評家らが株主に対し、クック氏への9900万ドルの報酬案に反対票を投じるよう促したが、投資家らは同案に賛成票を投じた。

フォーチュン誌は、2021年のクック氏の収入は、アップルの株価の好調と年末までに950億ドルの利益を達成する見込みにより正当化できると主張している。

フォーチュン誌は計算において、給与とボーナスに加え、「権利確定済みの制限付き株式付与、長期インセンティブ報酬や特典、そしてストックオプションの行使によって実現される価値による株式利益」を計上した。行使されなかったストックオプションは、その価値が予測不可能であるため、考慮されていない。

クック氏は、2018年に付与されたテスラのストックオプションを行使して2021年に235億ドルの報酬を受け取ったスペースXおよびテスラのCEO、イーロン・マスク氏に次ぐ2位だ。3位はエヌビディアのジェンスン・フアン氏で5億6100万ドル、ネットフリックスのリード・ヘイスティングス氏は4億5350万ドルとなっている。

また、報告書では、評価対象となったフォーチュン500社のCEO280人の平均総報酬額が1,590万ドルで、前年比30%増だったことも判明した。