訴訟によると、GoogleはPlayストアの手数料に関してNetflixに有利な条件を提示したという。

訴訟によると、GoogleはPlayストアの手数料に関してNetflixに有利な条件を提示したという。

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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ストリーミングサービスにApp Storeの支払いシステムを使い続ける契約をNetflixに提案したのはAppleだけではなく、GoogleもAndroidベースのサブスクリプションからより低い手数料を取ることを提案したようだ。

AppleとEpicとの裁判では、AppleがNetflixに対し、iOSアプリからサブスクリプションオプションを削除するのを阻止するために、より有利な条件を提示していたことが明らかになった。Googleを相手取った非公開の消費者訴訟でも、Googleは同じ問題を抱えていたようだ。

The Vergeによると、集団訴訟の可能性のある文書によると、Netflix、Spotify、Tinderなどの大手サービスはGoogle Play Billingを回避しようとしており、Netflixは代替の決済システムの使用を望んでいたという。訴状によると、動画ストリーミングサービスのNetflixを満足させるために、Googleは「Netflixへの収益分配率を大幅に引き下げることを提案した」という。

訴訟では詳細はほとんど明かされていないが、Netflixに関してはGoogleもAppleと同様の成長痛を経験したことが示されている。

Appleの件では、Epicの訴訟文書から、AppleがNetflixとの交渉を試みたことが明らかになった。交渉には、Apple TVバンドルの提供、詳細なパフォーマンスデータ、Netflixの「ビデオパートナープログラム」参加、Appleによる電子メールによるプロモーション、Apple Store内でのプロモーションなどが含まれていた。

Netflix が Google の決済システムを使用せずに Android ユーザーからクレジットカードの詳細を直接収集しようとしたことが、Play ストアのアプリが Google の取引サービスを使用するよう開発者に要求する「明確化」につながったようだ。

訴状にはAppleの訴訟を彷彿とさせる記述がさらに含まれており、Playストアの標準手数料30%は高すぎるため、引き下げることも可能だと主張している。Googleの社内通達を引用したこの文書では、Playストアは6%の手数料で損益分岐点に達する可能性があり、30%を請求するという同社の決定は「Appleを模倣している以外に根拠がない」としている。