CES: Acerが新しいクラウドサービスを発表、AppleのiCloudのプレゼンテーションを模倣

CES: Acerが新しいクラウドサービスを発表、AppleのiCloudのプレゼンテーションを模倣

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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Acerは、新しいAcerCloudサービスのプロモーションにあたり、AppleのiCloudを模倣しただけでなく、昨年の基調講演でAppleがiCloudを紹介する際に使用したスライドをそのまま引用した。

Acerの「あからさまなiCloudの模倣」はThe Vergeによって強調され、Acerのプロモーション画像とAppleの基調講演スライドの類似点が指摘されました。問題のスライドはAcerの「PicStream」サービスに関するもので、AppleのiCloudのPhotoStream機能と同様のルールとなっています。

どちらのグラフィックも、それぞれのサービスを表すもので、上にはコンテンツが保存された雲が浮かび、「30日」という文字が書かれています。その下には、クラウドから写真がプッシュされた3台のデバイスが描かれています。

2枚の画像の違いはわずかで、3枚ともクラウドからスマートフォン、タブレット、PCに写真がプッシュされている様子が分かります。問題の画像は、AcerのAcerCloudに関する公式プレスリリースに今でも掲載されています。

競合他社による「模倣」戦略はAppleにとって大きな問題となっており、Appleは自社のアイデアを盗用していると判断した企業に対し、特許侵害訴訟を起こしている。例えば、Appleは裁判所への提出書類の中で、SamsungのスマートフォンとタブレットはAppleのiPhoneとiPadのソフトウェアとハ​​ードウェアの両方を「露骨に模倣している」と主張している。

エイサーは昨年7月、いわゆる「特許戦争」を開始したとしてアップルを非難しようとした。同社の会長であるJT Wang氏は、アップルがHTCやモトローラといったライバル企業に対する特許侵害訴訟の扇動者だと非難した。

エイサーはかつてネットブック市場の王者だったが、2010年にアップルがiPadを発売したこともあってネットブック市場は崩壊した。しかし同社は、特に新興市場において、ネットブックへの注力を継続すると公言している。