新しい Google Earth 3D 都市は Apple iOS 6 マップほど詳細ではない

新しい Google Earth 3D 都市は Apple iOS 6 マップほど詳細ではない

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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Google の iOS 向け最新版 Google Earth を並べて比較すると、Apple の次期 iOS 6 マップ アプリのベータ版と比べて結果が劣るようです。

Google Earth バージョン 7.0.0 は木曜日に公開され、3D 画像を搭載した初の iOS マッピング アプリとなったが、近々リリースされる iOS 6 マップ アプリの Apple の「フライオーバー」機能と予備的に比較すると、Google のソリューションでは詳細度と全体的な解像度が著しく劣っていることがわかる。

なお、Apple の 3D モデリング システムの比較画像は、まだリリースされていないバージョンのマップから取得されたものである。つまり、iOS 6 が今秋リリースされる際には、画像の品質が変わる可能性があるということだ。

AppleInsiderの読者トム氏から提供されたサンフランシスコのモスコーニセンターのスクリーンショットを見ると、Google Earthの解像度は低く、3D構造は「ブロック状」であることが分かります。各画像の右下にある緑の葉がその好例です。Google Earthにはポストレンダリングの痕跡が顕著に見られますが、Apple Earthは葉っぱの1枚1枚に至るまで鮮明で精細です。

Google Earth(左)とApple Maps(右)で見たモスコーニセンターの景色

画角と観測者の位置を考慮すると、Google Earth によるモスコーニ・センターの表示はわずかに傾いています。これらの画像の撮影時期は不明ですが、建物の屋根の直線から判断すると、Apple マップアプリの表示の方が正確であるように思われます。どちらのバージョンでも、センターの大型可動式ディスプレイ装置と屋根のラインが交わる部分のレンダリングに問題があり、Google のアルゴリズムによって画像が歪んで建物が球形に見える程度に歪んでいるようです。

シティビュー
Google Earth (左) と Apple Maps (右)。

3D オブジェクトのレンダリング速度に関しては、2 つのアプリのパフォーマンスはほぼ同等であり、Google は画像データを処理する際に「ぼやけたものから鮮明なものへ」のソリューションを引き続き使用しているのに対し、Apple はデータ タイルがまだ読み込まれていないときにグレーのグリッドを採用しています。

6月のWWDCで発表されたように、Appleマップのレンダリングはリアルタイムで行われ、フライオーバーモードでは一貫した鮮明さを誇っていると報じられています。一方、Googleマップは、同社の「ストリートビュー」や衛星画像で見られるのと同じ画質の持続性に悩まされているようで、ズームインするほどぼやけた画像になってしまいます。

Google Earth 7.0.0がリリースされました。ロサンゼルス、ボストン、サンフランシスコ、ジュネーブ、ローマの都市が3D表示に対応しており、今後さらに多くの都市が追加される予定です。拡張3Dビューは、iPhone 4SとiPad 2をベースラインデバイスとする高性能iOS製品のみでご利用いただけます。