ケイティ・マーサル
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今週アップル社に交付された特許は、同社がかつて宣伝していた「Home on iPod」機能に新たな命を吹き込むかもしれない。この機能は数年前に提出される前に、Mac OS X ユーザーにホームディレクトリやアカウント情報を iPod で持ち運べる能力を約束していた。
本質的には、ここで概説されているソフトウェア技術は、Apple の Mac OS X オペレーティングシステムの機能強化を必要とし、iPod や iPhone などの外部ストレージデバイスとの間でアカウント情報の読み取りと書き込みが可能になり、ユーザーがホームディレクトリと個人の Mac OS X 設定をポケットに入れて持ち運べるようになります。
「したがって、外部のポータブルデータストアを別のマルチユーザーコンピュータに接続することで、ユーザーは対応するマルチユーザーコンピュータにログインし、ユーザー設定とユーザーディレクトリを表示できるようになります」とAppleは出願書類で説明しています。「ユーザーアカウントを保存するデータストアは外部にあるだけでなく、ポータブルでもあるため、ユーザーはデータストアを別のマルチユーザーコンピュータに簡単に持ち運ぶことができます。」
ほぼ同一のソフトウェア技術は、かつてAppleが「Home on iPod」と名付け、同社のMac OS X 10.3 Pantherオペレーティングシステムに搭載される予定でした。しかし、この機能は2003年10月にソフトウェアのプレリリースビルドから突然削除され、Appleのウェブサイトからこの技術に関するすべての言及が削除されました。
「自分のホームディレクトリを手のひらやポケットに入れて持ち運べると考えたことがありますか? 可能です。Panther の Home on iPod 機能を使用すると、ホームディレクトリ (ファイル、フォルダ、アプリケーション) を iPod (または任意の FireWire ハードドライブ) に保存し、どこへでも持ち運ぶことができます」と元の説明には書かれていました。
「Panther搭載のMacの近くにいるときは、iPodを接続してログインするだけで、どこにいても『ホーム』に戻れます」と説明は続く。「そして自宅のコンピュータに戻ったら、File Syncを使ってファイルに加えた変更を同期できます。File Syncは、オフラインでの変更をホームディレクトリに自動的に反映します。」
Apple 社は機能撤回の理由について一切説明しておらず、Mac OS X の今後のバージョンでこの機能が再び登場するのではないかとの憶測が広がっている。
同社が複数の出願を通じてソフトウェア技術の特許取得を継続的に試みていることは、「Home on iPod」、そしておそらく「Home on iPhone」の話題がまだ終わっていないことを示しているのかもしれない。