プリンス・マクリーン
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マックメーカーのアップル社の株価は、プルデンシャルの報告を受けてナスダック市場で午前の取引で3%以上上昇した。プルデンシャルは同社の3月四半期の見通しを明るくした。
アップルの幹部らとの会議から戻ったばかりのこのアナリストは、同社のビデオiPodと年末商戦後のiPodの売上が「大幅に落ち込んだ」と見ているが、こうした売上の落ち込みは新色のiPod shuffleの売上が好調なことで部分的に相殺されていると語った。
トルトラ氏のアップルに対する強気な見通しは、ライバルであるマイクロソフトが最近、OS「ウィンドウズ・ビスタ」を発売したにもかかわらず、同社の予想を上回るペースで推移していると報じられているマックの売れ行きによって同様に強化された。
「Macはこの四半期でさらに好調になると信じているが、6月四半期に予定されているAdobeのCreative Suite 3のリリース前の休止により、Mac ProとMacBook Proの販売は低迷している」と同氏は書いている。
トルトラ氏は、3月までの3カ月間でのiPodの販売台数の予測を1,040万台から990万台に引き下げたが、Macの販売台数の予測は145万台から160万台に引き上げた。
「アップルのファンダメンタルズは健全に見える」とアナリストは記した。「部品コストの好調な環境から利益率は引き続き上昇し、Macのシェアも引き続き上昇するだろう。そしてiPodの低迷は、通常の消費者の季節性によるものだと我々は考えている。」
トルトラ氏は、アップルの投資判断を「ニュートラル・ウェイト」に据え置いたものの、3月期の1株当たり利益予想を0.04ドル引き上げ、0.68ドルとした。これは、Macの売上増と粗利益率の上昇を反映し、市場コンセンサス予想を約0.07ドル上回るものとなる。アップルは、今四半期の1株当たり利益を約0.54ドルから0.56ドルと予想している。
クパチーノに本社を置く同社の株価は、東部時間正午直前に2.80ドル(3.26%)高で取引されていた。