ロジャー・フィンガス
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ソフトウェアエンジニアによると、Appleは自社のアプリをSwiftに切り替えたい意向を示しているものの、実際にこのプログラミング言語を使用しているアプリは今のところほんの一握りだという。
ライアン・オルソン氏はブログ記事で、iOS 9.2でSwiftコードが含まれているのは電卓アプリだけだと指摘した。少なくとも「純粋な」Swiftに近いと言われており、22個のクラスのうち、Appleが以前好んで使っていた言語であるObjective-Cで書かれているのはわずか2個だけだ。
App StoreからオプションでダウンロードできるAppleアプリでさえ、一般的にObjective-Cに依存しているとオルソン氏は付け加えた。公式WWDCアプリはSwiftを一部使用しており、Apple StoreアプリのWatchインターフェースも同様だが、前者でさえ281クラスのうちSwiftで記述されているのはわずか6クラスだけだ。
この問題は、Swift Application Binary Interface(ABI)が未完成であることなど、いくつかの問題に起因していると考えられます。Swift 3までに完成するはずですが、それまではアプリの互換性が損なわれやすい可能性があります。また、OS X用の32ビットSwiftランタイムも存在しません。
12月、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏は、El CapitanのDockとウィンドウ管理のコードはSwiftで開発されており、iCloudチームはSwiftを試すのを「待ちきれない」と語りました。より緊密な統合は、今年後半にリリースされるiOSとOS Xの最新バージョンまで待たなければならないかもしれません。