ロジャー・フィンガス
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報道によると、アップルは、ボリウッドのヒット作を多数手がけたインドの映画製作スタジオ、エロス・グループの映画・音楽ライブラリー全集の買収交渉を行っている数社のうちの1社だという。
ロイター通信は月曜日、関係筋の話として、交渉は「ごく初期段階」にあると報じた。エロスのコンテンツを巡って争っている他の企業には、昨年インドで動画プラットフォームを立ち上げて以来、インド独占コンテンツの獲得に躍起になっているアマゾンやネットフリックスなどが含まれるとみられている。
インドのエコノミック・タイムズの情報筋は、売却額は最大10億ドルに達する可能性があると報じた。しかしロイターの情報筋は、エロス・ライブラリーの価値はそれほど高くなく、特にアップルが多額の資金を投じる可能性は低いと示唆した。
エロスは3,000本以上の映画を保有しており、iTunesでコンテンツを提供することで同社にとって利益となり、インド顧客をAppleエコシステムに引き込むのに役立つ可能性がある。iPhoneはインドのスマートフォン市場でわずか3%のシェアしか握っておらず、その主な理由は価格の高さである。
この契約は、インド国内のみならず、ボリウッドファン全体にとって、第5世代Apple TVの魅力を高める可能性もある。Erosはすでにセットトップボックス(および他のプラットフォーム)で「Eros Now」という定額制サービスを提供しているが、iTunesでホスティングすれば、個々のタイトルをレンタルまたは購入できるようになる。