ロジャー・フィンガス
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アップルのCEOティム・クック氏は、異例なことに宣伝担当の役人を含む中国政府高官と会談するため、今月下旬に北京に飛ぶと報じられている。
ロイター通信は金曜日、このツアーが計画に詳しい情報筋によって明らかにされたと報じた。この情報筋はそれ以上の詳細には触れなかった。
しかし、クック氏には対処すべき課題が数多くあるかもしれない。中でも最も大きな課題の一つは、中国国家新聞出版広電総局が4月に中国国内のiTunes MoviesとiBooks Storeを閉鎖したことだろう。ロイター通信は、中国政府が3月にオンライン出版、特に外国企業に対する規制を厳格化したと報じている。
一方、検閲政策は外国企業が所有する多くのオンラインサービスに影響を及ぼしている。
もう一つの議論の対象となる可能性のある分野は暗号化だ。アップルはサンバーナーディーノ銃乱射事件の犯人、サイード・リズワン・ファルーク氏のiPhoneのパスコード入力回数制限の回避を拒否したが、これは中国当局の間で「疑念を抱かせた」と報じられている。同社は過去数年にわたり、中国へのソースコードの提出を2度拒否している。