ニール・ヒューズ
· 1分で読めます
Appleが将来のiPhoneモデルで6インチという大きな画面サイズを実験しているという報道が続く中、あるアナリストは、現在世界最大の市場である中国で大型スマートフォンの需要が高いと指摘した。
iMore経由の、大画面 iPhone のコンセプト。
カンター・フィッツジェラルドのブライアン・ホワイト氏は金曜日、投資家向けメモを発表した。これは、アップルが将来のiPhoneで最大6インチの画面サイズを検討しているという新たな報道を受けてのものだ。同社は特に4.8インチの画面サイズに興味を示しているとされている。
ホワイト氏は、Appleが来年、より大型のiPhoneを発売すると考えている。それより大きいサイズは「iPhoneというよりiPadのようなもの」になるため、Appleは5インチサイズにとどまるだろうとホワイト氏は考えている。
ホワイト氏は過去18ヶ月間、中国を何度も訪問し、その中で中国消費者が大型ディスプレイ搭載のスマートフォンを好む傾向が強まっていることに気づいた。過去には6インチ以上の大型端末を「恥ずかしいほど大きい」と評したこともあったが、5インチに迫るiPhoneはAppleが新規顧客を獲得するのに役立つだろうとホワイト氏は考えている。
ホワイト氏によると、特に大型のスマートフォンは中国では一種のファッションアイテムとして捉えられているという。また、中国ユーザーは画面が大きいほどデバイスを統合できるため、タブレットやパソコンを別に持つ必要性が低くなると考えている。
来週、アップルは、さまざまな色のプラスチック製背面を備えた、より手頃な価格の iPhone モデルを発表すると予想されており、これは中国などの発展途上市場でかなりの人気を得ることが期待される。
ホワイト氏は、アップルのいわゆる「iPhone 5C」が中国市場におけるシェア拡大に貢献すると考えているものの、より大型のiPhoneも必要だと考えている。同氏は、2013年度第3四半期の中華圏における総売上高が前年同期比14%減少したことを指摘した。
中国は世界最大のスマートフォン市場であり、年間出荷台数の約3分の1を占めています。ホワイト氏は、中国の3Gユーザー数は今年78%増加し、4億1500万人に達すると予測しています。
カンター・フィッツジェラルドはAAPL株の「買い」評価を維持し、目標株価を777ドルとした。