AT&T、新たな「スポンサーデータ」サービスでコンテンツプロバイダーに帯域幅料金負担を認める

AT&T、新たな「スポンサーデータ」サービスでコンテンツプロバイダーに帯域幅料金負担を認める

シェーン・コールのプロフィール写真シェーン・コール

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AT&T の 4G ネットワークの顧客は、モバイル データ使用料の一部支払いの負担をユーザーからコンテンツ プロバイダーに移す新しいプログラムをまもなく利用できるようになります。

Ma Bell の新しいスポンサーデータ サービスは、モバイル デバイスにコンテンツを配信する企業がそのコンテンツに関連するモバイル データの使用コストを補助できるように設計されており、顧客は月間データ割り当てを使い果たすことなく Web を閲覧したりビデオを視聴したりできます。

AT&Tは、企業が新しいアプリのダウンロード、映画の予告編のストリーミング、動画ベースのヘルスケアプログラム、eコマースセッションなどをスポンサーすることを想定しており、さらに、BYOD(Bring Your Own Device:個人所有デバイス)ポリシーを導入している企業向けに、ビジネスデータと個人データの利用を分離するといった、より実用的なアプリケーションも提供していく予定です。テキサス州ダラスに本社を置く同社は、この製品はユーザーにとって透明性が高く、スポンサーデータバッジが付いたコンテンツに注意するだけで済むように設計されていると述べています。

このプログラムは「顧客と企業の双方にメリットがある。顧客はスポンサーデータアイコンを探すだけで、特定のアプリケーションや動画に関連するデータが月額サービスの一部として提供されることがわかる」とAT&Tモビリティの最高責任者ラルフ・デ・ラ・ベガ氏は語った。

AT&Tは、進行中のネット中立性に関する議論を懸念する人々への配慮として、スポンサー付きデータとスポンサーなしデータでネットワークパフォーマンスに差がないことを約束した。同社は、平等なネットワークアクセス規制への取り組みをめぐり、AppleのFaceTimeサービスを携帯電話ネットワーク上でブロックするという決定をめぐる論争など、論争に巻き込まれてきた。同社は後にこの決定を撤回した。

4G LTEまたはHSPA+対応のスマートフォン、タブレット、モバイルホットスポット、またはノートパソコンのモデムをお持ちのすべてのAT&Tポストペイド顧客は、開始時にスポンサードデータプログラムにご参加いただけます。DataConnect Passセッションベースの顧客も対象となりますが、その他のプリペイドプランにはアクセスできません。