チップ不足がクアルコムのAndroidプロセッサ生産能力に影響

チップ不足がクアルコムのAndroidプロセッサ生産能力に影響

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クレジット: クアルコム

世界的なチップ不足がエレクトロニクス業界全体に広がる中、クアルコムはAndroidデバイスで使用されるプロセッサシリコンの需要を満たすのに苦労していると報じられている。

米国の制裁措置を受けてHuaweiが失った市場シェアをAndroidメーカーが奪いつつある中、2021年にはQualcomm製チップの需要が急増した。しかし、Qualcommは、アプリケーションプロセッサに使用されるサブコンポーネントの不足などにより、需要への対応が困難になっている。

そのため、ロイター通信によると、サムスンは現在Snapdragonチップの不足に見舞われている。これはサムスンの中低価格帯モデルの生産に影響を与える可能性があるが、別の情報筋によると、クアルコムの新型Snapdragon 888プロセッサについても供給懸念があるとのことだ。

複数の大手スマートフォンブランドと契約している大手メーカーの上級幹部はロイター通信に対し、同社もクアルコムからの重要部品の不足に直面しており、2021年に端末の出荷が減少する可能性があると語った。

世界的なプロセッサ不足は数ヶ月にわたって続いています。まず自動車業界を直撃し、現在は家電市場にも波及しています。2月、Xiaomiの副社長である陸衛兵氏は、現状は「不足ではなく、深刻な不足だ」と述べました。

2月にジョー・バイデン大統領は、国際サプライチェーンを強化し、世界的な不足を緩和するために、米国のシリコン製造を促進する措置を講じた。

供給状況は、主にクアルコムの旧型プロセッサ技術にのみ影響を及ぼしています。同社は現在、より新しいシリコンオプションにリソースを集中させているためです。また、供給不足は特定のチップ部品の価格上昇にもつながっています。

現時点では、クアルコムの供給問題はAppleにほとんど影響を与えないだろう。クパティーノを拠点とするこのテクノロジー大手は、iPhoneシリーズにクアルコムのモデムを採用しているものの、Aシリーズチップは独自に設計・開発しており、サードパーティの委託製造業者であるTSMCが製造している。

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