ケイティ・マーサル
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JMP証券のアレックス・ガウナ氏は、火曜日のiPhone 4S発表は「これまで見られたような華やかさが欠けていた」と感じていると述べた。ガウナ氏は、火曜日のプレゼンテーションでは「魅力的な改良点」が披露されたが、すぐに「真の」第5世代iPhoneに注目が集まるだろうと見ている。
具体的には、4G LTE(ロング・ターム・エボリューション)データ接続の非搭載と大型画面により、競合するAndroid端末がAppleとの差別化を図り、スマートフォン市場で一定のシェアを獲得できるだろうと述べた。Appleは「iPhone 5」でこれらの差別化要因を「改善したい」と考えていると彼は考えている。
「Appleはイベントで、comScoreによるとiOSは米国で43%の市場シェアでナンバーワンのスマートフォンOSであると述べた。しかし、Androidベースのモデルの普及ペースはより速い傾向にある」と、同氏は水曜日の投資家向けメモに記した。「Androidは価格帯やフォームファクターの幅が広いため、この傾向は今後も続くと予想する」
ガウナ氏はウォール街の同僚の多くほどAAPL株に強気ではない。3月以降、同社の投資判断は「マーケット・パフォーム」を維持している。
同氏は、iOS 5とiCloudはiPhoneの売上を牽引する独自の機能だとしながらも、iPhone 4Sに搭載されているデュアルコアA5プロセッサと8メガピクセル1080pカメラは、競合するAndroidスマートフォンとそれほど大きな違いはないと考えている。また、同氏は自身の「業界調査」に基づき、Androidは2012年初頭に独自の自然言語音声認識機能を搭載し、AppleのSiriと競合できるようになると指摘した。
ガウナ氏がiPhone 4Sに感銘を受けた点の一つは、Appleが計画している迅速な世界展開だ。この端末は10月14日(金)に米国、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、日本、英国で発売され、10月末までにさらに22カ国に拡大される予定だ。
同氏は、iPhone 4S がすぐに入手できるようになれば、アップルは 2012 年度第 1 四半期に 2,100 万台の販売台数を達成できると考えている。