リフトの社長はライドシェアサービスは売却を検討していないと述べ、噂はウーバーのせいだと非難

リフトの社長はライドシェアサービスは売却を検討していないと述べ、噂はウーバーのせいだと非難

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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ライドシェアサービスのLyftは、過去に買収に興味を示した企業からアプローチがあったものの、積極的に買収先を探してはいないと同社の社長が明らかにした。

「リフトは買い手を探しているわけではありません」とジョン・ジマー氏はBusiness Insiderに語った。「買収の打診を受けた後、事業売却を望んでいるのに失敗したと報道されるのは大きな誤解です。もし会社に打診があったとしても、必ずしも買収を検討しているわけではありません」

先週、ブルームバーグニューヨーク・タイムズは、同社がアップル、アマゾン、GM、グーグル、ウーバー、滴滴出行などを含む様々な企業にアプローチ、あるいは協議を行ったものの、合意に至らなかったと報じた。6月にはウォール・ストリート・ジャーナルが、Lyftが買い手を探したり、入札候補を比較検討したりできる企業であるカタリスト・パートナーズを雇用したと報じた。

時折行われる買収提案は「通常の業務」の一環であり、同社は単に本当に興味を引く可能性のあるものを検討しているだけだとジマー氏は語った。

幹部は、ブルームバーグの報道を特に引用し、Lyftの最大のライバルであるUberが噂を広めた責任があると非難した。彼はこの件について詳細を述べなかったが、日曜日に匿名の情報筋がThe Vergeに語ったところによると、LyftはUberのCEO、トラビス・カラニック氏が投資家とLyftの評価について議論したことに憤慨しているという。

ライドシェア/配車サービス業界は、規模の拡大、法的問題、賃金問題といった懸念だけでなく、自動車メーカーとハイテク企業の両方が自動運転技術を念頭に参入し始めていることから、厳しい監視の対象となっている。Uberはすでに自動運転SUVを運行開始しており、Fordも2021年にこの業界に参入する予定だ。

アップルがリフトを買収すれば、2021年に発売が予定されている「アップルカー」計画を明白に示すものとなるだろう。同社はすでに中国の滴滴出行(Didi Chuxing)に10億ドルを投資しているが、明確な理由は明らかにしていない。