マイク・ワーテル
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新たな報道によると、アップルの製造元フォックスコンまたはその子会社シャープが建設すると長い間議論されてきた製造工場は、シャープが主導し、早ければ2017年夏に着工する可能性があるという。
ロイター通信の最新報道によると、フォックスコンとシャープは、米国に新設する工場の責任者をどちらにするか協議を進めており、子会社のシャープが主導権を握る見通しだ。安倍晋三首相が米国を公式訪問し、最大70万人の雇用創出につながる投資提案を携えて訪米する直後に発表される可能性がある。
首相の訪問に詳しい関係者は、「投資は製造装置メーカーも参加する日本のコンソーシアムによって行われる」と主張している。シャープとフォックスコンはいずれもこの件についてコメントを拒否している。
この雇用パッケージはシャープの将来の製造工場と完全に関連している可能性は低く、同様の事項について日本の首相とトヨタの間ですでに協議が行われている。
フォックスコンとシャープは米国に液晶ディスプレイ製造工場を建設することを検討していたが、どちらが主導するかは明確ではなかった。どちらかが主導権を握るという選択肢は、つい1月にも議論されていた。匿名のフォックスコン幹部は、そのような決定は「慎重に」下す必要があると述べていた。
噂はまだ飛び交っていますが、工場が建設されない可能性も否定できません。もし実現すれば、その資金はソフトバンクが米国に5万人の雇用創出を目指して500億ドルを投資した結果となる可能性が高いでしょう。ソフトバンクはフォックスコンのパートナーです。
シャープとフォックスコンが米国で液晶ディスプレイ工場を建設することが実現した場合、その規模は最近発表された中国・広州でのディスプレイ製造工場とほぼ同規模になると報じられています。この工場は2018年秋に開設予定で、建設費は86億9000万ドルです。
フォックスコンは2016年3月にシャープを35億ドルで正式に買収した。
DigiTimesによると、Appleの半導体メーカーTSMCも最近、米国に半導体ファウンドリーを建設する可能性を検討していると表明した。Foxconnやシャープと同様に、海外で製造された製品に輸入税が課されるとの見通しが、この協議につながっている。