Apple、IDや運転免許証にApple Walletを利用する最初の州を発表

Apple、IDや運転免許証にApple Walletを利用する最初の州を発表

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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Apple Walletは一部の州で運転免許証を保存できるようになる

Appleは、アリゾナ州とジョージア州がiOS 15で州IDと運転免許証用のApple Walletをサポートする予定であり、今後さらに6つの州がこれに続くと発表した。

Appleは長年にわたり、パスポートなどのID情報をiPhoneに保存する準備を進めており、iOS 15ではそのサポートが追加されます。そして今回、Apple Walletを通じたID情報の取り扱いに7つの州が署名したことを発表しました。

アリゾナ州とジョージア州が最初に対象となり、続いてコネチカット州、アイオワ州、ケンタッキー州、メリーランド州、オクラホマ州、ユタ州が対象となります。同時に、運輸保安局(TSA)は、一部の空港のセキュリティチェックポイントでApple Walletが利用できるようにします。

「運転免許証や州の身分証明書をApple Walletに追加することは、物理的な財布を安全で使いやすいモバイルウォレットに置き換えるという当社のビジョンにとって重要な一歩です」と、Apple PayおよびApple Wallet担当副社長のジェニファー・ベイリー氏は声明で述べた。

「TSAと多くの州がすでに協力し、iPhoneとApple Watchだけを使って全国の旅行者にこのサービスを実現させていることを嬉しく思います」と彼女は続けた。「今後、全国でこのサービスを提供できるよう、さらに多くの州と協議を進めています」

「Appleと全米各州が共同で取り組む、この革新的なモバイル運転免許証および州発行のIDカード発行システムにより、旅行者にとってよりシームレスな空港セキュリティチェック体験が実現します」と、TSA長官のデビッド・ペコスキー氏は述べています。「この取り組みは、TSAによるタッチレス空港セキュリティチェックの機会を増やすことで、旅行者の利便性をさらに向上させるというTSAにとって大きな節目となります。」

Appleは、各州やTSAがApple Walletのサポートを開始する日付を発表していません。Apple WalletのサポートにはiOS 15が必要ですが、Appleは「iPhone 13」の発売に合わせてiOS 15を一般公開すると予想されています。