ロジャー・フィンガス
· 1分で読めます
水曜日にインドのiOS開発者との会議に出席したクック氏。
今週インドを訪問中のAppleのティム・クックCEOと他の幹部らは、販売と流通の提携でiPhoneの販売台数を伸ばすことを目指し、現地の通信会社のリーダーらと会談する予定だと報じられている。
アップルは通信事業者バーティ・エアテルと、小売プラン、端末の割引、従業員研修などを含む契約について協議中だと、バーティ・エアテルの幹部がインドのEconomic Timesに語った。複数の提案が検討されているという。バーティは長年iPhoneを提供しているが、アップルはiPhoneの収益向上につながる新たな契約を目指していると思われる。
クック氏は金曜日にバーティのスニル・ミッタル会長と会談する予定と言われており、また旅行中にタタ・グループのサイラス・ミストリー会長、タタ・コンサルタンシー・サービスのナタラジャン・チャンドラセカランCEO、ボーダフォン・インドのスニル・スードCEOとも会談する予定である。
クック首相は「おそらく」テレガナ州とマハラシュトラ州の首相と会談するだろうとタイムズ紙は付け加えた。
リライアンスの上級幹部は、アップル製品のバンドル販売が選択肢になる可能性がある一方で、両社は今年リライアンス・ジオ・インフォコムが4Gネットワークを立ち上げるのに合わせて、リライアンス・リテールの流通網を利用して新市場に進出することも検討するかもしれないと述べた。
Appleはインドのスマートフォン市場においてわずかなシェアしか握っておらず、ほとんどの報道では約2%とされている。しかし、クックCEOは、今年インドで4Gネットワークが展開され、「iPhoneのパワーと性能が解き放たれる」ことで状況は改善する可能性があると示唆している。しかし、価格もまた大きな障害となっている。インドではほとんどのスマートフォンが150ドル以下で、iPhone SEでさえその4倍近くもするからだ。そのため、旧モデルの売上がそれを補っている。
クックCEOは木曜日にハイデラバードを訪問する予定だ。ハイデラバードには、近い将来に拡張が見込まれる2500万ドル規模のアップルのソフトウェア開発施設がある。土曜日には、ナレンドラ・モディ首相との会談が期待されている。