アナリストによると、アップルはサプライヤー工場の閉鎖による大きな影響を受けないだろう

アナリストによると、アップルはサプライヤー工場の閉鎖による大きな影響を受けないだろう

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iPhone 13 Proモデル

パイパー・サンドラーによると、中国の主要製造都市における新型コロナウイルスによるロックダウンによって生じた供給問題は、アップルに大きな影響を与える可能性は低いという。

AppleInsiderが閲覧した火曜日の投資家向けメモの中で、パイパー・サンドラー社の主席アナリスト、ハーシュ・クマール氏は、上海と昆山(両都市ともアップルの主要サプライチェーンパートナーの本拠地である)での厳しい封鎖と生産停止の報道についていくつかの見解を示した。

iPhone組み立て業者のペガトロンを含むAppleの主要サプライヤー数社は、ロックダウン中に生産が停止したと発表した。

しかし、パイパー・サンドラーは、フォックスコンが3月に操業を停止したものの、ロックダウンの緩和後すぐに生産能力を回復できたと指摘している。他のアナリストは、フォックスコンの生産能力が上海と昆山の不足を補うことができると考えている。

さらに、ロックダウンは既に脆弱なサプライチェーンに更なる悪影響を及ぼしているものの、クマール氏によると、6月四半期はiPhoneの出荷台数やその他の家電製品の売上にとって季節的な低迷期となる。つまり、他の四半期よりも需要が低いため、Appleのサプライヤーは需要を満たすことができる可能性があるということだ。

アナリストは、投資家はすでに今後数カ月間にこれらの分野で軟調な動きをすると予想しており、アップルの株価は大きな打撃を受けない可能性があると示唆していると考えている。

さらにクマール氏は、iPhone の需要は「移転可能」であり、破壊されることはないと述べている。

言い換えれば、iPhone を購入しようとしている人は、別のブランドに切り替えたり、購入を完全に断念したりするよりも、入手しやすくなるまで購入を延期する可能性の方がはるかに高いということです。

クマール氏は、パイパー・サンドラーによる2022年のアップルの利益予想に33倍の株価収益率を適用し、12カ月後のアップルの目標株価を200ドルに維持した。