ロジャー・フィンガス
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カリフォルニア州環境保護局は火曜日、アップルがクパチーノとサニーベールの施設で電子廃棄物を不適切に処理していたとの訴えを解決するため45万ドルを支払うことに同意したと発表した。
ロイター通信によると、アップルは2011年から2012年にかけて、クパチーノにある電子廃棄物処理施設を規制当局に通知することなく運営し、さらに同施設から排出される金属粉塵を不適切に処理していた疑いがある。この施設は2013年1月に閉鎖されるまでに、110万ポンド(約54万キログラム)の廃棄物を処理していた。
サニーベールの複合施設は、規制当局に廃棄物の存在を知らされる前に、80万ポンド(約36万キログラム)の廃棄物を処理していたとされている。さらに、同社は床から掃き集めた有毒な粉塵を、処理権限のない施設に持ち込んでいたとして告発されている。
規制当局によると、アップルはさらに廃棄物の輸出を報告・追跡しておらず、使用済み油容器を危険物としてマークすることも怠っていた。
これらの事件は、アップルが築き上げてきた、世界で最も環境に配慮した企業の一つというイメージと矛盾する。同社の電子機器からは多くの危険な化学物質が排除され、可能な限り多くの店舗やオフィスで再生可能エネルギーの利用に積極的に取り組んできた。