マイキー・キャンベル
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キミ・ライコネンがシルバーストーン・サーキットでフェラーリを操縦。 | F1.com
水曜日に流れた噂によると、アップルは「アップルカー」に先駆けて自動車業界での知名度を高める手段として、苦戦している高速レースシリーズF1の所有権取得を検討しているかもしれないという。
著名なF1ブロガー、ジョー・サワード氏は水曜日の自身のブログ投稿で、英国プリンセス・ゲートのF1本部から流れている最新の噂は、アップルからの買収提案に備えて新たなデューデリジェンスが現在行われていることを示唆していると述べた。
サワード氏は詳細を突き止めることはできず、伝聞以上の具体的な情報も入手できなかったが、「F1の最高責任者」であり英国人実業家のバーニー・エクレストン氏が買収先を探していることは広く知られている。昨年、ザ・サン紙が報じたところによると、2007年に40年の歴史を持つF1の経営権を取得した持株会社CVCが、残りの35%の株式を60億ポンド(当時のレートで85億ドル以上)で匿名の相手に売却することに合意したという。
この取引はどうやら失敗に終わったようだが、エクレストンとその仲間たちは持ち株の売却に熱心であると言われている。
2015年の数字に近い額で入札が行われれば、大手競馬場のような大口の買収ではなく、中小企業やスタートアップ企業の買収で知られるアップルにとって、事業戦略の大きな転換を意味することになるだろう。しかし、サワード氏が指摘するように、アップルはApple TV向けの貴重なデジタルコンテンツの権利を獲得することになるだろう。
さらに重要なのは、F1が自動車レース界、特にフェラーリやウィリアムズ・マルティーニ・レーシングといった自動車メーカーやトップチームへのアクセスを獲得していることです。アップルが噂している社内電気自動車プロジェクト「プロジェクト・タイタン」は、多くの人が自動車スポーツ界のトップ層と考える人々との繋がりから、間違いなく大きな恩恵を受けるでしょう。
偶然にも、入札が成功すれば、F1の統括団体である国際自動車連盟(FIA)の議席も獲得できる。FIAは、いわゆる「アップルカー」とより関連のある、今後注目されるフォーミュラE電気自動車シリーズも監督している。
アップルもフォーミュラ・ワン・グループもコメント要請に応じなかった。