サムスンがブラックベリーを75億ドルで買収すると報道 [ux2: 否定]

韓国の電子機器大手サムスンが、経営難に陥るカナダのスマートフォンメーカー、ブラックベリーを75億ドルで買収しようとしたとの新たな報道があ​​り、アップルのライバル2社がiPhoneに対抗すべく協力するかもしれない。

この提案に関するニュースは、事情に詳しい人物と提案に関連する文書を引用し、ロイター通信が水曜日に初めて報じた。

サムスンの提案では、ブラックベリーの1株当たり13.35ドルから15.49ドルが提示されており、これは現在の時価総額を最大60%上回ることになる。また、ブラックベリーの目標価値は、12億5000万ドルの転換社債を含めて60億ドルから75億ドルとされている。

関係者によると、両社の幹部は先週、合意をまとめるために会合を持ったが、その結果についての公式声明はまだ発表されていない。

先週、重要な年末商戦期における利益の減少が続くと投資家に警告したサムスンにとって、買収によって得られる知的財産は、主力のAndroid端末事業を大きく強化することになるだろう。カンター・ワールドパネル・コムテックの最新レポートによると、サムスンのスマートフォン出荷台数は米国と欧州の両主要市場で減少した。両市場は、Appleが新型iPhone 6と6 Plusでシェアを伸ばした市場である。

ニュースが報じられた後、ブラックベリーの株価は市場が閉まる直前の午後の取引で30％近く急騰した。

更新:サムスンによるブラックベリー買収の噂がネット上で広まった直後、ブラックベリーは噂を否定する声明を発表し、「ブラックベリーはサムスンとの買収提案に関するいかなる協議も行っていない」と述べた。

更新2：サムスンもブラックベリーとの会談の噂を否定し、ロイター通信に対し「買収に関するメディアの報道は根拠がない」と語った。