Windowsの責任者スティーブン・シノフスキー氏がマイクロソフトを退社

マイクロソフトのウィンドウズ部門責任者スティーブン・シノフスキー氏が即時退社するが、噂によると、この状況はアップル幹部スコット・フォーストール氏の最近の退社と似ているという。

AllThingsDによると、マイクロソフトの公式見解は、シノフスキー氏が友好的な条件で退任することだが、事情に詳しい関係者は、Windows の最高責任者と他の幹部の間で「高まる緊張」が、この決定を後押しした可能性があると述べている。

マイクロソフトが発表したプレスリリースで、CEOのスティーブ・バルマー氏は、Windows 8、Surface、Halo 4など同社の製品の発売について言及する前に、シノフスキー氏のこれまでの業績を簡単に称賛した。

「マイクロソフトで過ごした長年の人生で受けた恩恵は数え切れません。この素晴らしい会社で共に働く幸運に恵まれたすべての人々のプロ意識と寛大さに、心から感謝しています」とシノフスキー氏は声明で述べています。

The Vergeが入手したマイクロソフト従業員への手紙の中で、バルマー氏はシノフスキー氏が「会社を去ることを決めた」と記している。

シノフスキー氏は、マイクロソフトの新たな主力OSであるWindows 8の開発と、同社初の自社設計・製造コンピューターであるSurfaceの開発に大きく貢献した。10月のWindows 8発売後、シノフスキー氏は、今後発売されるWindowsコンピューターを「娯楽用タブレット」と比べて非常にお買い得だと発言し、AppleのiPad miniを暗に示唆したことで、一部の批判を招いた。

この幹部の辞任は、やはり一緒に仕事がしにくいと言われていたアップルの元iOS責任者スコット・フォーストールの解任と似ている。

ジュリー・ラーソン＝グリーン氏は、これまでInternet Explorer、Microsoft Office、その他数々の主要プロジェクトに携わり、複数の役職を歴任してきました。今後はシノフスキー氏の職務の一部を引き継ぎ、Windowsのソフトウェアおよびハードウェアエンジニアリング全体を統括します。また、現WindowsおよびWindows Live担当CFO兼マーケティング責任者であるタミ・レラー氏は、Windowsビジネスも担当します。両幹部はバルマー氏に直接報告します。