マイク・ワーテル
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Apple の「ソリッド ステート」ホーム ボタンの実装により、iPhone 上の Taptic Engine のフィードバックが拡張され、開発者が使用できる今後リリースされる API により、Apple 以外のアプリへの実装も拡張されます。
iPhone 7の発表会で、Appleの幹部フィル・シラー氏は、従来の機械式ボタンではなく、圧力を感知する新しいホームボタンを披露しました。このボタンはAppleのTaptic Engineを搭載し、ユーザーへのフィードバックとして機能します。
AppleのTaptic Engineは、2014年9月のApple Watch発表時にForce Touch機能とともに初めて搭載されました。その後、2015年モデルのMacBook、MacBook Pro、そしてMagic Trackpad 2にも搭載されています。
開発者が API を使用できるようにすることで、OS 全体でフォース フィードバックの実装を改善し、ゲーム内のアクションに対する触覚応答など、他の方法でこの機能を活用できるようになります。
Taptic API は iOS9 のリリース以来利用可能でしたが、Apple の制限下に置かれていました。
以前の「UITapticEngine」
iOS 9では、Taptic APIは非公開で、Appleのみでの使用に制限されていました。一部の意欲的な開発者はこれを詳細に調査しましたが、非公開APIで提出されたアプリケーションはApp Storeの審査プロセスで却下されてしまいます。
iPhone 7の発表会で議論されたシラー氏の新しいAPIは、現在のiOS 10とXcode 8の「ゴールデンマスター」リリースではまだ開発者に公開されていません。しかし、Appleが土壇場でAPIをリリースしたり、iOSとXcodeのポイントアップデートでリリースしたりするアプローチは、珍しいことではありません。
「(ベータ版で新しいTaptic APIがリリースされれば)新機能が明らかになるはずでした」と開発者のロジーナ・ケラー氏はAppleInsiderに語った。「Appleはそれを嫌うので、次のメジャーな公開シードまで、それを公開シードから削除する傾向があるのです。」
現時点では、以前の非公開のTaptic Engine APIもプレリリース版から削除されています。この機能の開発者向けフックに関する詳細は、Appleの公式ドキュメントを待つ必要があります。