2月に米国で最も人気があったのはVerizonのiPhone

2月に米国で最も人気があったのはVerizonのiPhone

ダニエル・エラン・ディルガーのプロフィール写真ダニエル・エラン・ディルガー

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市場調査会社comScoreによると、米国でVerizon Wirelessが販売したAppleのCDMA iPhoneが、2月中に全米で最も売れた携帯電話となった。

同社によれば、携帯電話メーカー上位5社のうち、アップルは前四半期に携帯電話加入者シェアを最も伸ばし、0.9パーセントポイント上昇して米国の携帯電話市場(スマートフォンに限らない)のシェア7.5パーセントに達したという。

米国のモバイル市場では4つのメーカーがアップルを上回っているが、市場シェアを0.3パーセントポイント伸ばして24.8パーセントにできたのは首位のサムスンだけである。

LGは20.9%で横ばい、モトローラは0.9%ポイント縮小して16.1%のシェアとなり、RIMは0.2ポイント減少して2月までの3か月間に販売された携帯電話全体のシェアは8.6%となった。

スマートフォンのプラットフォームでは、Androidが7パーセントポイント増加してスマートフォン市場の33パーセントを占めた一方、AppleのiOSは唯一成長を記録した他のスマートフォンプラットフォームで、0.2ポイント増加してスマートフォンのシェア25.2パーセントとなった。

RIMはシェア28.9%でAppleを上回ったものの、3ヶ月前と比較すると4.6ポイント低下した。MicrosoftはWindows Phone 7のリリースにもかかわらず、さらに1.3ポイント低下し、シェアは7.7%に落ち込んだ。一方、HPのPalm webOSプラットフォームは1.1ポイント縮小し、スマートフォン市場のシェアは2.8%となった。

comScore が「2 月に最も多く購入された携帯電話」と評した Apple の Verizon iPhone の人気は、BTIG Research のアナリスト Walter Piecyk 氏が宣伝した逸話的な数字を否定している。同氏は最近、小売店のスタッフとの会話に基づいて、Verizon では Apple iPhone よりも HTC Thunderbolt 電話が売れていると主張した。

ベライゾン自身は、iPhoneが同社史上最大の携帯電話発売であると主張しているが、ベライゾンの新しいLTEネットワーク経由の4Gデータサービスを誇るAndroidベースのHTC Thunderboltについては同様の主張をしていない。