ロジャー・フィンガス
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アップルは日曜日、シンガポールの事業所の電力を太陽光発電で完全に賄う契約を発表し、米国や中国などの国での同様の取り組みを拡大するとともに、東南アジア初となる現地アップルストアの開店も発表した。
ロイター通信によると、1月から地元企業のサンシープ・グループが、シンガポール市内の800棟の建物に設置した太陽光パネル網からアップルに電力を供給する予定だ。アップルは、事実上、シンガポールで完全に再生可能エネルギーで事業を展開する最初の企業となるはずだ。
アップルの環境・政策・社会イニシアチブ担当バイスプレジデント、リサ・ジャクソン氏は、同社がサンシープ社に太陽光発電所建設のための資金を提供すると述べた。ジャクソン氏は金額については明らかにしなかったが、プロジェクト全体で50メガワットの発電量があり、そのうち33メガワットがアップルに供給される予定だ。ジャクソン氏は、電力の一部が公営住宅に供給されるため、シンガポール開発委員会が支援を申し出たと付け加えた。
Appleは、世界中の事業と施設のすべてを再生可能エネルギーで賄うよう、段階的に取り組んでいます。例えば、最近、中国四川省で40メガワットのプロジェクトを完了し、中国と米国の両方で、再生可能エネルギーによる電力供給または相殺を実現しました。
より厄介な問題は、依然として石炭に大きく依存しているサードパーティサプライヤーです。しかし、Appleとその主要サプライヤーであるFoxconnは、数百メガワットの太陽光発電プロジェクトを発表しており、長期的な目標はAppleのサプライチェーンで2ギガワットのクリーンエネルギー源を確保することです。
本日の発表の一環として、Appleはシンガポールに初の現地小売店をオープンすると発表した。これは同社にとって東南アジア初の店舗となる。Appleのリテール担当上級副社長アンジェラ・アーレンツ氏は、TechCrunchへの声明でこの発表の詳細を説明した。
「シンガポールのコンタクトセンターには900人以上の優秀な従業員が勤務しており、素晴らしい国際都市でありショッピングの拠点でもあるシンガポールに初のApple Storeをオープンするチームの採用を開始できることを大変嬉しく思っています」とアーレンツ氏は述べた。「世界中のAppleのお客様に愛されているサービス、教育、そしてエンターテイメントを提供できる日が待ち遠しいです。」