FTC、Googleの反トラスト法調査でAppleにiOS検索データの召喚状

FTC、Googleの反トラスト法調査でAppleにiOS検索データの召喚状

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米連邦取引委員会は、Googleに対する継続中の独占禁止法調査の一環として、iOSデバイス上でGoogleの検索機能をどのように利用しているかを知るため、Appleに召喚状を出した。

召喚状に詳しい2人の人物が、火曜日に報告書を提出したブルームバーグに詳細を伝えた。報道によると、FTCは、iPhoneやiPadなどのデバイスのデフォルトの検索エンジンをGoogleに設定したAppleとGoogleの契約書を求めているという。

召喚状を受け取ったのはAppleだけではない。FTCの調査には「他の端末メーカーや携帯電話事業者」も含まれているというが、具体的な名前は挙げられていない。

FTCは昨年、Googleの検索エンジンの運用が反競争的であるかどうかを判断するため、Googleに対する民事独占禁止法調査を本格的に開始しました。Googleの事業の大部分は検索と広告事業ですが、FTCの調査にはAndroidオペレーティングシステムなど他の製品も含まれています。

火曜日の最新報告書によると、「FTCは、同社が競合他社の広告料金を不当に引き上げ、自社のネットワークサイト「Google+」などの検索結果を自社に有利に表示しているかどうかを調査している。また、FTCは「同社がAndroidモバイルOSの支配力を利用して競争を阻害しているかどうか」についても調査したいとしている。

グーグルの会長兼元最高経営責任者(CEO)であるエリック・シュミット氏は、昨年11月に米国上院反トラスト小委員会で証言し、iPhone 4Sに搭載されているアップルの音声アシスタント機能「Siri」がグーグルの中核事業にとって「競争上の脅威」となり得ると公言した。シュミット氏は、Siriを「グーグルキラー」と呼び、アップルの検索事業への「入り口」と評した2つの出版物を引用し、オンライン検索市場にはグーグルが多くの強力な競合相手を抱えていることを委員会に納得させようとした。