Androidはモバイルアプリのダウンロード総数ではiOSを上回るが、ユーザー当たりのダウンロード数では依然として後れを取っている

Androidはモバイルアプリのダウンロード総数ではiOSを上回るが、ユーザー当たりのダウンロード数では依然として後れを取っている

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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Android はモバイル アプリのダウンロード総数で初めて iOS を上回ったものの、ユーザー 1 人あたりのダウンロード数は依然として Apple の半分に過ぎません。

ABIリサーチが月曜日に発表した報告書によると、2011年第2四半期のアプリダウンロード総数ではAndroidがiOSを上回ったが、一人当たりのアプリダウンロード数はiOSの2倍だったという。

ABIのアナリストによると、Google OSはモバイル端末全体のダウンロード数の44%を占め、Appleは31%を占めています。2011年第2四半期にはAndroid搭載端末の出荷台数が増加しましたが、iPhoneの出荷台数はiPhone 4Sの発売を待つ顧客の増加により低迷しました。そのため、Android端末のインストール台数はiOS端末に対して2.4倍の優位性を示しました。ABIの推計によると、この差は2016年までに3倍に拡大すると予想されています。

「無料プラットフォームであることでAndroidデバイスのインストールベースが拡大し、サードパーティのマルチプラットフォームおよびモバイル通信事業者のアプリストアの数が増加しました」と、リサーチアソシエイトのリム・シーヤン氏は述べています。「こうした状況だけでも、Androidがモバイルアプリケーション市場の新たなリーダーである理由が分かります。」

Androidのユーザー数が多いにもかかわらず、iOSユーザーの方が一人当たりのアプリダウンロード数が多いため、アプリ開発者にとってApple OSが主要なターゲットとなっています。ABIは、この傾向をAppleの優れたアプリ収益化ポリシーによるものと分析しています。このポリシーは質の高い開発者を惹きつけ、結果としてより質の高いアプリカタログを生み出すことに繋がっています。

スマートフォンに移行する人が増えるにつれアプリの売上も増え続けており、今年初めに発表されたレポートでは、iOS の収益が 28 億 6000 万ドル、Android の収益が推定 15 億ドルとなり、Apple が 2016 年も引き続き利益でリードすると予想されている。

ABI によれば、世界のアプリダウンロード数は 2010 年の 90 億件に対し、2011 年末までに 290 億件に達すると予想されています。