ジョシュ・オン
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EFFの専属弁護士ジュリー・サミュエルズ氏は金曜日にブログ記事を公開し、先週Lodsys社からアプリ内課金機能に関する特許を侵害したとして書簡を受け取ったサードパーティのiOS開発者に対し、「Appleが弁護を怠った」ことへの懸念を表明した。書簡の中で、Lodsys社は開発者に対し、問題の技術のライセンスを21日以内に取得しなければ法的措置を取る可能性があると要求した。
「我々は、アップルが対応し、アップルのApp Storeでアプリを販売するためにアップルが義務付けた技術を使用したという理由だけで特許侵害で訴えられたアプリ開発者を保護することを期待して待っていた」とサミュエルズ氏は書いている。
同社が「特許トロール」だと非難された後、LodsysはAppleが自社の技術のライセンスを取得していることを指摘し、その行為を擁護した。Appleのライセンスはサードパーティの開発者には適用されないと付け加えた。GoogleとMicrosoftも同社から技術のライセンスを取得している。
Lodsysは、通知書の発行期間から特許の満了までの米国売上高の0.575%に加え、適用される使用量の0.575%を請求しています。開発者らは、「ネットワークを介して商品のユニットから情報を収集する方法およびシステム」と題された米国特許番号7222078を侵害したとして告発されています。
しかしEFFは、AppleがiOSの機能を提供し、かつその使用を義務付けているため、問題の開発者を擁護すべきだと主張している。開発者の多くは法廷闘争のための「リソースが不足」している。サミュエルズ氏によると、問題は「負担の不均衡」であり、Appleが提供する技術が既存の特許を侵害しているかどうかを開発者が調査する義務を負うべきではないという。
「むしろ、彼らは(当然のことながら)AppleがApp Storeで開発者に責任を負わせるような技術を提供しないことを期待するだろう。そして/あるいは、少なくともLodsysのような特許トロールが現れた際には、開発者を守ることに同意するだろう」とサミュエルズ氏は記している。「今後、Appleのような企業が正しい行いをし、開発者のために立ち上がり、特許トロールに教訓を与えることを期待する」
今週初め、Apple が Lodsys の主張を「積極的に調査中」であるとの報道が浮上したが、侵害の疑いのある開発者を弁護するとは明言していない。