マイク・ピーターソン
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クレジット: アンドリュー・オハラ、AppleInsider
Appleは、一部のMacおよびMacBookモデルでIntelプロセッサーをM1チップに交換することで、部品コストを約25億ドル節約している可能性がある。
これはIBMのAI戦略担当副社長、スミット・グプタ氏による推定です。グプタ氏はAppleの出荷量の概算に基づいて計算を行い、Apple Siliconによるコスト削減額を導き出しました。
IBM幹部は、Appleが2020年を通じて13インチMacBook Proを860万台、MacBook Airを540万台出荷したという仮定から始めた。
グプタ氏は、M1チップセット1つあたりのプロセッサコストを40~50ドルと想定した。これは、MacBook Air向けのIntel Core i5デュアルコアCPUが約175~200ドル、エントリーレベルのMacBook Pro向けのIntel Core i5クアッドコアCPUが225~250ドルであることと比較すると、かなり高額だ。
IBMの副社長は、これらの部品コストに基づき、AppleがIntel MacBook AirとMacBook ProモデルのCPUに32億ドルを費やした可能性があると示唆している。同数のM1搭載デバイスであれば、その総額は6億9700万ドルにまで下がり、25億ドルの節約となる。
もちろん、この計算の明白な問題は、すべてのMacモデルがMacBookであると仮定していることです。しかし、そうではありません。グプタ氏はMacの売上全体を評価するにあたり、iMac、Mac Pro、Mac miniといったデバイスを考慮に入れていません。
AppleがIntelから撤退を決断した理由の一つはコストだった可能性は高いが、おそらくそれほど重要な要素ではないだろう。むしろ、AppleはIntel製品の遅延や開発ロードマップの遅延といった制約から逃れたかったのだろう。
さらに、Apple の幹部が説明し、ベンチマークが証明しているように、同社のシリコン技術は、バッテリー寿命やパフォーマンスなど、ユーザーエクスペリエンスに多くの大きな改善をもたらします。
モルガン・スタンレーは、過去12ヶ月間のMac出荷台数のうち、MacBook Air、13インチMacBook Pro、そしてMac miniが約91%を占めたと推定しています。グプタ氏の計算にMac miniやその他のデスクトップパソコンが含まれていないとしても、AppleはM1チップによってIntelプロセッサと比べてかなりのコスト削減を実現している可能性が高いでしょう。