ケイティ・マーサル
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次回のパブリック ベータ版で利用可能になるこの追加機能は、Mac OS X Leopard Server ライセンス契約の最近の変更の結果であり、この変更により、ユーザーは各コピーごとに個別のライセンスを取得すれば、単一の Apple ハードウェア上で Leopard Server の複数のコピーを実行できるようになります。
実際、VMware社によれば、Fusion 2.0は、XserveやMac Proといった高性能なMacハードウェア上で、十分なRAM容量があれば、Mac OS X Serverを複数実行できるとのことです。この仮想化ソフトウェア自体は、デュアルコア仮想マシンや64ビットOSといった「ビッグアイアン機能」に加え、仮想マシンあたり最大8GBのRAMをサポートします。
あるいは、Windows Server 2003、Linux、Mac OS X Serverなど、複数のサーバーOSを同時に実行することも可能です。VMwareによると、この機能はクロスプラットフォーム開発者にとって特に有用です。XcodeとVisual Studioを同一マシン上で実行し、コンパイル後、仮想マシンとして動作している複数の仮想OSでソフトウェアをテストできるようになるためです。
Leopard Serverの複数インスタンスを実行することで、開発者はデバッグ手順にかかる時間を短縮できます。品質保証テスターのシステムを再現するために構成や設定をいじくり回す代わりに、テスターの仮想マシンをコピーし、バグを素早く再現して修正プログラムを作成し、Fusionの「スナップショットへのロールバック」機能を使って再度テストするだけで済みます。
Mac OS X 上で動作する Mac OS X Server。
企業顧客にとってのその他の潜在的な利点としては、稼働する物理サーバーの数を減らすことでエネルギー コストを削減できること、Apache やメールなどのサービスを仮想マシン間で分離することでセキュリティと管理性が向上すること、Leopard Server の個別のインストールを必要とするサービスを 1 つのハードウェアでホストすることでハードウェアをより効率的に活用できることなどが挙げられます。
VMware Fusion 2.0は、今年後半にリリースされるFusion 1.xのすべてのお客様に無償アップグレードとして提供されます。Leopard Server仮想マシンのサポートを含むバージョン2.0のベータ版は近日中にリリース予定です。それまでの間、以前のベータ版をダウンロードいただけます。