コダックのオークションの勝者は、最終売却審問に先立ち8月23日までに決定される可能性がある

コダックのオークションの勝者は、最終売却審問に先立ち8月23日までに決定される可能性がある

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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金曜日に提出された裁判所文書によると、コダックの特許オークションは8月30日に最終審理を迎える予定で、その1週間前に売却が行われる可能性を示唆しており、その際に同社は、どの入札者が貴重なデジタル画像ポートフォリオの権利を獲得したのかを決定することになる。

ニューヨーク南部地区連邦破産裁判所に提出された通知によると、コダックは木曜日までに競売にかけられた特許に関する最終売却通知を裁判所に提出する予定で、その1週間後に最終審理が行われる予定だ。破産裁判所は当初、最終売却命令の審理を8月13日に行う予定だったが、コダックはさらなる資金調達を目指し、2度の延期を認められた。

コダックは、破産手続き中の経営維持のために融資した債権者への6億6000万ドル以上の負債を返済するため、1100件の特許ポートフォリオを売却しようとしている。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同社はさらに担保権付き債券保有者に対して7億5000万ドルの負債を抱えている

先週、AppleがGoogleや複数のAndroidライセンシーと共同で特許取得のためのコンソーシアムを結成し、いわゆる「パテントトロール」の手にデジタル画像技術が渡らないようにしていると報じられた。当初、コダックの特許をめぐる争いでは、AppleとGoogleが対立する二つのグループを率いていた。

8月初旬に入札が始まった際、提示額はコダックの予想を大きく下回りました。コダックは、ポートフォリオの価値を22億ドルから26億ドルと見積もっていました。入札プロセスに詳しい情報筋によると、悪評高い写真関連企業であるコダックは当初1億5000万ドルから2億5000万ドルの入札を受けていましたが、金曜日の時点でその額は5億ドルに跳ね上がっています。

入札手続きでは、コダックは対象となる1,100件の特許を分割して売却するか、オークション自体を中止するかを選択できる。しかし、同社の深刻な財務状況を考えると、後者の可能性は低い。かつて写真業界で揺るぎない存在であったコダックだが、デジタル革命への適応を拒んだことで、その存在感は薄れてしまった。

コダックは特許売却で残った資金を企業再編に充て、プリンターメーカーとして破産から脱却し、ヒューレット・パッカードのような業界大手と対決する計画だ。