ニール・ヒューズ
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アナリストのジーン・マンスター氏は、アップルのiPhone 6と大型のiPhone 6 Plusは、6月期と9月期に従来のiPhoneモデルよりも好調な業績を上げると予想しており、これが同社の株価を新たな高値に押し上げる一因となるだろうと見ている。
パイパー・ジャフレーのアナリストは金曜日に投資家向けメモで、AppleのiPhone 6の製品サイクルは以前のモデルとは「根本的に異なる」と述べた。AppleInsiderに提供されたメモのコピーによると、過去数年間、Appleのスマートフォン市場全体のシェアは、6月と9月期には3月よりも4パーセントポイント低下していたという。
しかし、今年は状況が変わるだろうとマンスター氏は予想しており、iPhone 6シリーズの売上は過去数年間ほど落ち込まないだろうと予測している。
具体的には、マンスター氏はウォール街の投資家がAppleのiPhone販売台数を4,270万台、9月期には4,510万台と予想していると考えている。同氏は世界のスマートフォン市場予測に基づき、これらの数字がAppleの株価に2四半期でそれぞれ12%、11%の利益をもたらすと見ている。
2015年のホリデーシーズン四半期については、ウォール街の期待は比較的低い。マンスター氏によると、コンセンサス予想では、同社の12月四半期のiPhone販売台数は7,340万台とされているが、これは2014年のホリデーシーズン四半期の7,450万台から減少することになる。
こうした期待を踏まえ、マンスター氏は、今年後半に向けてアップル株への投資を検討している投資家にとって上昇余地があると見ている。パイパー・ジャフレーはこれを受けて、AAPLの投資判断を「オーバーウェイト」に維持し、目標株価を160ドルとした。