任天堂はiPhoneとiPad用のハードウェアコントローラーを開発するかもしれない

任天堂はiPhoneとiPad用のハードウェアコントローラーを開発するかもしれない

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日本のゲーム大手、任天堂は、初のiOSアプリをリリースした後、ゲーム機やファーストパーティの携帯型ゲーム機を超えて、モバイルハードウェア、具体的にはスマートフォンやタブレット用のコントローラーアドオンへの進出も視野に入れ、事業の多様化を目指している。

任天堂のエンターテインメント企画開発本部長、高橋信也氏は火曜日の年次株主総会で、同社が新たなビジネスモデルを模索する中で、携帯用アクセサリ製品が近々発売される可能性を示唆したとPolygonが報じている。

「スマートデバイスアプリ用の物理コントローラーは既に市販されており、私たち自身で新しいものを開発する可能性もある」と高橋氏は述べた。「任天堂の考え方は、(スマートデバイスアプリ用の物理コントローラーなしで)アクションゲームを作ることが本当に不可能ではないのか、そしてどうすればそのようなゲームを作れるのか、という点を模索しているのだと思います。」

この取り組みは、任天堂が現在進行中の数多くの実験的プロジェクトの一つです。家庭用ゲーム機と携帯型ゲーム機という、ほぼ閉鎖的なエコシステムの中で数十年にわたり成功を収めてきた任天堂は、急成長を遂げるモバイルデバイス市場への軸足を移そうとしています。その一環として、任天堂は昨年、アプリメーカーのDeNAとの提携を通じて、オリジナルのスマートフォンゲームを開発する計画を発表しました。

Miitomoは、任天堂のiOS向け試験的モバイルアプリとして初めて日本でリリースされ、3月に米国でもリリースされました。「ソーシャル体験」ゲームと称されるこのアプリは、FacebookやTwitterと連携したハイブリッドなメッセージングプラットフォームと表現するのが最も適切です。任天堂は今秋、人気シリーズ『ファイアーエムブレム』『あつまれ どうぶつの森』をアプリラインナップに加える予定です。

任天堂がどのようなタイプのコントローラーを開発しようとしているのかは不明だが、同社はGameviceやSteel Seriesなどのアクセサリーメーカーとの厳しい競争に直面することになるだろう。Steel SeriesのNimbusコントローラーは、AppleInsiderがApple TVとiPad向けの一番のおすすめとして挙げている。