株主がPalmの売却を要求 | AppleInsider

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SiliconValley.com の報道によると、Palm の第 3 位株主は水曜日、人気の高いモバイル端末 Treo を製造するサニーベールの同社に身売りを促し、潜在的な買い手のリストに Apple を推薦したという。

サンノゼ・マーキュリー・ニュースのオンライン版である同紙によると、パームの主要株主がこのような提案をしたのは4ヶ月間で2度目となる。11月には、同社の第5位株主も売却の可能性を検討するよう同社に促していた。第2位株主も近々同様の要請を行うと予想されている。

報道によると、今回の買収提案は、同社の株式約400万株(8%)を保有する個人投資家マーク・ネルソン氏によるものだ。ネルソン氏はPalmの取締役会に宛てた書簡の中で、Treoの売上が急増しているにもかかわらず、Palmは将来スマートフォン市場を席巻する準備が整っていないと指摘した。

「競合他社は製品開発と市場浸透の面で急速に動いている」とネルソン氏は記した。「これらの競合他社は、市場浸透を高めるために、スマートフォン分野での利益を犠牲にする可能性がある。」

そのため、ネルソン氏は、同社は「パームが勢いづいている間に、会社売却も含めた戦略的選択肢を検討し始めるべきだ」と書いている。ネルソン氏はさらに、RIM、ヒューレット・パッカード、デル、アップルがパームの有望な買い手になるだろうと書いている。

アップルは、1993年から1998年にかけて製造したニュートン・メッセージパッドによって、携帯型PDA市場を活性化させたと評価されてきた。しかし、それ以降、同社のPDA市場への関心は薄れてきた。

アップルは米国と欧州でPDA関連の特許申請を続けているが、同社の共同創業者兼最高経営責任者であるスティーブ・ジョブズ氏はPDA市場分野に熱心ではないようだ。

2004年春のウォール・ストリート・ジャーナルD:オール・シングス・デジタル・カンファレンスで、ジョブズはアップルが近年出荷した製品だけでなく、同社が開発しながらも発売を見送った製品にも誇りを持っていると述べた。詳細を問われると、ジョブズは「アップルのPDAです」と答えた。