アップルのサプライヤー、フォックスコンとTSMCがそれぞれ5,000人の雇用を増やす

アップルのサプライヤー、フォックスコンとTSMCがそれぞれ5,000人の雇用を増やす

ケビン・ボスティックのプロフィール写真ケビン・ボスティック

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Appleの主要サプライヤー2社は、サービス需要の増加を予想して人員を増員していると報じられている。

ロイター通信は月曜日、台湾経済日報を引用し、アップルのカスタムAシリーズチップを製造するTSMCと、フォックスコンの親会社であり長年アップルの製造パートナーである鴻海精密工業が、それぞれ5,000人の新規雇用を創出すると報じた。両社は台湾の大学生向けの卒業式などで採用情報を掲示し始めた模様だ。

鴻海にとって、今回の新規採用は近年最大規模となる。報道によると、鴻海は主に研究開発人材を採用する予定で、これらの人材は自動化生産、eコマース、ロボット関連に配属される。一方、TSMCは主に設備管理者の採用を行っている。

この新たな採用は、AppleとそのサプライヤーがApple製品の新たな波に備えていることを示しているのかもしれない。AppleのCEO、ティム・クック氏は今年初め、Appleの製品ラインは「素晴らしい製品が満載だ」と述べたものの、消費者が何を期待できるかについては詳細を明かさなかった。

クック氏はまた、Appleのサプライチェーンの動向を過度に解釈することに対して警告を発した。同社は幅広いサプライヤーから材料を調達しているため、特定の1社や2社のサプライヤーに注目するだけでは、Appleの計画や将来について真の洞察は得られないだろうとクック氏は述べた。

月曜日の報道は、アナリストによる他の報告と矛盾しているように思われる。「チャネル調査」の結果、Appleサプライヤーが2月に苦戦を強いられたことが示されたという。CNN月曜日、トピーカ・キャピタルのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏の調査結果を報じた。ホワイト氏の「Appleモニター」が調査した販売会社は31%減少した。ホワイト氏によると、鴻海の2月の売上高は前月比25%減少したという。