ウィリアム・ギャラガー
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iPhone 14
UBSのアナリストは、2022年12月にAppleが中国で「大幅に回復」し、iPhoneの出荷台数が前月比88%増加したと報告している。
iPhoneの需要回復が中国のスマートフォン市場の回復を加速させる可能性があるというある調査会社のレポートを受け、UBSは既に回復が始まっていると見ている。UBSは以前、Appleが12月の製造遅延から回復したかどうかは不十分だと推定していたが、今回、同社の業績は予想を上回ったと評価している。
「現地ブランドの出荷は11月から12月にかけて21%増加したが、 iPhoneの出荷は現地ブランドを大きく上回り、12月は前月比88%増、前年比20%増だったのに対し、11月は前月比58%/前年比57%減だった」とアナリストはAppleInsiderが閲覧したレポートで述べている。
「しかしながら、iPhoneの売上が好調であることは喜ばしいものの、10月と11月に発生した混乱の影響で、第4四半期の売上が約28%減少したことは注目すべき点だ」とアナリストらは続けた。「とはいえ、12月のデータは、原材料サプライチェーンの混乱が2023年まで続くのではないかという投資家の懸念を和らげるはずだ。」
UBSは、「Appleの出荷台数は12月に大幅に回復した」と指摘し、第4四半期全体ではiPhoneの落ち込みが競合他社よりも大きかったと指摘しています。国内ブランドは前年比約23%減、Appleは前年比約28%減でした。
「しかし、通年では、中国での現地ブランドの出荷は25%減少したのに対し、Appleは約9%減少した」と続けている。
2022年12月の中国におけるiPhone販売台数予想
UBSは、2023年第1四半期のiPhoneの売れ行き予測を変えていないが、Appleを過小評価している可能性があると述べている。
「マージン全体の出荷データでは3月のiPhone予測は変わらないが、12月の出荷の回復と初期の実売状況から、iPhoneの出荷台数5,200万台という当社の予測は控えめである可能性がある(コンセンサス5,500万台)ことを示唆している」とアナリストらは述べている。