アップル、台湾初の債券発行とオーストラリアでの新たな債券発行を計画

アップル、台湾初の債券発行とオーストラリアでの新たな債券発行を計画

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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アップルは昨年の債券発行の成功を受けてオーストラリアでの新たな債券発行を検討しており、また同社初となる台湾での債券発行も検討していると水曜日の報道で報じられた。

オーストラリアに関しては、同社はオーストラリア・ニュージーランド銀行グループ、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックスを起用したと、ブルームバーグが関係筋2人から得た情報で明らかになった。売却は近い将来に行われると予想されているが、正確な時期は当然ながら市場状況に左右される。

別の関係筋によると、台湾での事業は米ドル建ての30年債となる。具体的な時期については言及していないものの、Appleは8億ドルから12億ドルの発行規模と約4.2%の利回りを目指していると報じられている。

同社は近年、世界中で複数の債券を発行しており、現在2,330億ドルに上る現金準備金を大きく減らすことなく、自社株買いや配当金の資金調達に役立ってきた。その大半(2,090億ドル)は、税率の引き下げなしに資金を米国外に送金することを拒否しているため、米国外に隠匿されている。

新たな債券発行もこの傾向を継続すると思われます。過去1年間だけでも、Appleは投資家に数百億ドルを支払っており、その中には5月12日が支払期限だった29億ドルの配当金も含まれています。