ニール・ヒューズ
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アイカーン氏は当初、ティム・クック氏との夕食を「友好的なもの」と表現していたが、その後のインタビューで、アップルの現金準備金の使い道に関する同社CEOとの話し合いは時々「少し気まずい」こともあったと明かした。
アイカーン氏はCNBCのインタビューで、クック氏が月曜日にニューヨークでアップルの最高財務責任者(CFO)ピーター・オッペンハイマー氏と協議したことも明らかにした。3人はその場で、アップル幹部による資金の使い道について株主が発言権を持つべきかどうかについて議論したようだ。
「取締役会は神ではない」とアイカーン氏は述べた。「そして、このようなケースでは、取締役会は株主の要望に耳を傾けるべきだ」
億万長者の投資家は、Appleが自社株買いプログラムを拡大し、自社株に1500億ドルを費やすべきだと考えている。Appleの現在の計画では、2015年までに自社株買いと配当金の支払いに合計1000億ドルを費やすことになっている。
アイカーン氏は火曜日早朝、ツイッターでクック氏と「懇親会」を開いたと投稿した。両者は約3週間後に会合を開き、「対話」を続ける予定だ。これはアップルが2013年度第4四半期決算を発表すると予想される時期とほぼ同時期だ。
アイカーン氏はAAPLの株価は「極めて過小評価されている」と公言しているものの、テクノロジー企業とのトラブルを引き起こすことで知られている。パソコンメーカーのデルを非公開化しようとしたマイケル・デル氏の試みに反対したことで有名で、ヤフーの取締役会で3議席を獲得したほか、グーグルによる携帯電話メーカーのモトローラ買収前にCEOの解任に尽力したことでも知られている。
アイカーン氏はアップルの株式を約15億ドル保有していると言われている。これはかなりの額ではあるが、同社最大の株主、特に多額の株式を保有する機関投資家の仲間入りを果たすには至らないだろう。