マルコム・オーウェン
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AppleはBOEとOLEDディスプレイに関する契約を締結したと報じられており、このスクリーンメーカーは次期「iPhone 14」向けの部品を供給できるようになる。
5,000万人民元(775万ドル)相当のこの契約では、BOEが「iPhone 14」に搭載されるディスプレイを供給するとされている。BOEはディスプレイパネルの4分の1をサプライチェーンに供給する模様だ。
GSM Arenaによると、供給は6.1インチのOLEDパネルのみとなる見込みで、標準モデルの「iPhone 14」に限定されるという。より大型の「iPhone 14 Max」やPro相当機種を含む他のモデルのディスプレイには、引き続きサムスンとLGが製造したパネルが使用される。
サプライチェーンへの追加はBOEにとって大きな出来事です。同社はこれまで、現行モデルのiPhoneサプライヤーへの参入を繰り返し試みてきました。BOEは既にディスプレイの供給実績はありますが、それは以前のiPhoneモデルの交換用ディスプレイのみであり、現行モデルには対応していません。
こうした好材料にもかかわらず、BOEがOLED市場全体でどの程度好調であるかについては、相反する報道が飛び交っている。4月22日の報道では、BOEが歩留まり問題を抱えているだけでなく、世界的な半導体不足の影響も受けているという主張があり、同社の供給体制に疑問が投げかけられている。
しかし、 4月20日のMyDriversのレポートによると、BOEのフレキシブルOLEDスマートフォンパネルの2021年の年間出荷量は6000万枚に達し、前年比60%増加したとのことだ。