AppleInsiderスタッフ
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Appleのタブレットを計画する出版社
印刷ビジネスが苦戦を続ける中、雑誌出版社は、長らく噂されていたアップルのタブレットのようなデバイスを新たな収益機会の可能性として捉える準備を進めている。
フィナンシャル・タイムズ紙によると、タイム社が率いるグループは、雑誌やその他の出版物がデジタル形式でコンテンツを販売するためのデジタルストアの設立を目指している。報道によると、出版社がターゲットとしているデバイスの一つは、アマゾンのKindleと並んで「アップルの次期タブレット端末」だという。また、タイム社をはじめとする出版社は、タブレット端末への雑誌掲載についてアップルと協議を行っていると報じられている。
しかし、報道によると、Appleは出版社が取ろうとしているアプローチに難色を示しているという。カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社の関係者は、この提案は「Appleのビジネスモデルではなく、Appleのビジネスモデルだ」と述べたと報じられている。
「出版社は自らの運命を自ら決定し続けようと意気込んでいるが、アップルは何か新しいものが登場するたびにコンテンツ販売者から受け取る割合を変えたくないと考えている」と報告書は述べている。
このニュースは、今週初めにAppleが、同社が期待するタブレット端末について、複数の雑誌を含む印刷媒体と接触したという噂を裏付けるものとなっている。その報道によると、ニューヨーク・タイムズの担当者もこのタブレットについてAppleと協議しており、教科書出版社のマグロウヒルとオーバリン・プレスは、一定期間利用可能なDRM保護形式でiTunesにコンテンツを掲載する取り組みを進めているという。
シュミット氏、辞任圧力を否定
シュミット氏が8月にアップルの取締役を辞任した際、アップルの共同創業者であるスティーブ・ジョブズは、AndroidとChrome OSによってグーグルがアップルの中核事業をさらに侵害していると指摘した。しかし、両社は連邦取引委員会(FTC)による独占禁止法違反の疑いで捜査を受けていた。
ダウ・ジョーンズ通信によると、シュミット氏は調査にもかかわらず、アップルの取締役を辞任するよう圧力をかけられたことはないと述べた。さらにシュミット氏は、現在両社の取締役を務めるアーサー・レビンソン氏は辞任すべきではないと述べた。
シュミット氏の辞任後、FTCはレビンソン氏が両委員会に在籍しているため調査を継続すると発表した。
シュミット氏はまた、グーグルとアップルの間の緊張を否定し、「我々はiPhoneを愛している」とはっきり述べた。