ジョシュ・オン
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ガートナーの予測
調査会社ガートナーは、今年の世界のPC出荷台数が前年比9.3%増の3億8,500万台に達すると予想していると発表した。これは、前回の10.5%増から下方修正された。ガートナーは3月に、2011年の15.9%増から下方修正し、10.5%という数字を算出していた。
「ミニノートパソコンに対する消費者の関心が急激に低下したため、消費者向けモバイルPCはもはや成長を牽引していない」とガートナーの調査ディレクター、ランジット・アトワル氏は声明で述べた。
アトワル氏は、iPadが売上に影響を与えていると見ているものの、消費者はiPadを新しいPCの購入を先延ばしにするだけで、完全に買い替えるわけではないと考えている。「iPadなどのメディアタブレットもモバイルの成長に影響を与えていますが、それは主に、老朽化したモバイルPCをメディアタブレットに直接買い替えるのではなく、消費者が新しいモバイルPCの購入を先延ばしにしているからです」とアトワル氏は述べた。「メディアタブレットがモバイルPCを直接置き換えるケースはごくわずかだと考えています。」
ガートナーは、経済の不確実性から消費者が「支出を厳しく抑制している」ことから、企業が今年のPC市場の成長を牽引すると見ている。「企業は不況への対応として、PCの買い替えを大幅に減らし、PCの寿命を延ばした」と、リサーチアナリストのラファエル・バスケス氏は述べた。「企業は老朽化したPCの買い替えをより積極的に開始している」
マイクロソフトタブレット
上流サプライチェーンの情報筋によると、新たな噂によると、マイクロソフトは2012年末までに自社ブランドのタブレットPCの発売を検討しているという。
iPhone、iPad、MacによるAppleの継続的な成長と、Googleのオペレーティングシステム市場への参入による脅威に対抗するため、「Microsoftは、Xbox 360、Zune、Kinスマートフォン、TVなどの製品ラインからブランド戦略を模倣し、タブレットPC分野で競争する計画だ」とDigiTimesは報じている。
しかし、マイクロソフトブランド製品の中で成功を収めているのはXbox 360だけだ。Zuneメディアプレーヤー、自社ブランドテレビ、そして特にKinスマートフォンは、いずれも期待を下回る結果となっている。しかし、マイクロソフトは「自社ブランドのタブレットPCの発売を依然として検討しており、目立たない形で進めている」と関係者は述べている。
情報筋によると、マイクロソフトは自社ブランドのタブレットPC開発と並行して、統合開発プログラム(IDP)の計画を継続する可能性が高いという。報道によると、Windows 8デバイスを製造するチップベンダーやOEMに厳しい制限を課すIDPは、ベンダー側が制限に憤慨したことを受け、マイクロソフトは延期されたという。