アップル、2014年のiPhone 5cとiPad miniの生産量増加に向けサプライヤーを追加

アップル、2014年のiPhone 5cとiPad miniの生産量増加に向けサプライヤーを追加

シェーン・コールのプロフィール写真シェーン・コール

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新しい報道によると、需要の増加と生産能力の限界に直面しているAppleは、iPhone 5cとiPad miniの供給を増やすために2つの新しいアジアの組み立てパートナーを認定する予定であり、少なくとも1つのパートナーは年末までに生産を増強する予定だという。

ウォール・ストリート・ジャーナルの水曜日の報道によると、台湾に拠点を置く契約製造業者のウィストロンとコンパル・コミュニケーションズが、既存のパートナーであるフォックスコンとペガトロンに加わることになった。ウィストロンがiPhone 5cの生産を担当し、コンパルがAppleのiPad miniの製造を担当すると報じられている。

Appleの主要製造パートナーであり、ほぼすべてのApple製品に携わるFoxconnは、大幅に供給が制限されているiPhone 5sの生産に引き続き注力する。5sとそのミドルレンジモデルであるiPhone 5cは全体として記録的な売上を記録しているにもかかわらず、Appleの新しい主力端末の供給制限は、世界中の複数のキャリアパートナーにおける販売不振の一因となっている。

AppleとFoxconnの関係は緊張していると言われており、同紙は労働問題、製造欠陥の責任に関する意見の相違、そしてFoxconnがクパチーノからの受注にさらなるリソースを投入することに消極的であることなどが主な要因として挙げられている。Appleは現在、Foxconnの年間売上高の約40%を占めている。

報道によると、フォックスコン幹部は、会長のテリー・ゴウ氏は「アップルからの受注を増やすために契約価格を大幅に引き下げるつもりはない」とし、同社は「単一顧客向けに巨大な生産能力を構築するリスクを認識しており、生産拡大にはより慎重な姿勢を取っている」と述べた。

CompalがiPad miniのどのモデルを生産するかは明らかにされていないが、新型Retinaディスプレイ搭載モデルは品薄になると広く予想されている。この問題は、組み立て上の制約ではなく、提携先のシャープとLGのディスプレイ歩留まりが低いことに起因していると考えられている。

同紙また、アップルはまだそのような注文を出していないものの、コンパルは来年のiPhone生産のために中国の工場の一つを予約していると報じている。