アップル初の開発者向けテレビシリーズ「アプリ経済」に焦点を当てる

アップル初の開発者向けテレビシリーズ「アプリ経済」に焦点を当てる

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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数カ月に渡る噂の後、アップルは木曜日、ミュージシャンのウィル・アイ・アムと業界幹部2名と協力し、アプリ開発とそれを取り巻く「アプリ経済」に焦点を当てたオリジナルTVシリーズを制作していることを確認した。

タイトル未定のこのプロジェクトについてはまだ多くが明らかにされていないが、ビルボード誌は、Appleが初めて手掛けるオリジナル番組は、アプリのエコシステムに焦点を当てた非脚本シリーズになると報じている。Appleから提供された情報は少ないものの、このシリーズはファーストパーティアプリの開発にも一部焦点を当てるのではないかと推測されている。

「App Store の素晴らしい点の一つは、人々が何かを構築したり創造したりするための素晴らしいアイデアを持っていることだ」と、Apple のインターネットソフトウェアおよびサービス担当上級副社長のエディ・キュー氏は語った。

AppleはWill.i.amに加え、ベン・シルバーマン氏とハワード・T・オーウェンズ氏とも提携している。オーウェンズ氏はA+E Networks傘下のコンテンツ制作会社Propagateを経営している。番組についてはまだほとんど知られていないが、Appleはこの機会を利用してブランド広告を少し盛り込もうとしているようだ。シルバーマン氏はBillboard誌に対し、同社のアプリ開発の取り組みが番組に何らかの形で反映されるだろうと語っており、おそらくソフトウェアエンジニアの視点からだろう。

「当社の開発者たちが何を成し遂げたのか、どこから来たのか、どのように始めたのか、そしてどのような問題を解決したのか、実に感動的で素晴らしいストーリーを私たちは見てきました」とキュー氏は語った。

制作はまだ初期段階であるため、Apple は配給の詳細を明らかにしていないが、Cue 氏は Apple TV、iPhone、iPad の所有者は各自のデバイスで最終作品を視聴できるだろうと示唆した。

昨年8月、AppleがNetflixやHuluといったインターネットストリーミング企業のように、自社で映画やテレビ番組を制作しようとしているとの噂が流れた。当時、Cue傘下のチームがハリウッドの幹部に対し、「エンターテインメントコンテンツ」分野での提携の可能性について提案していたと報じられていた。