ティム・クック氏がアップルの取締役会に新たな人材を求めていると報道

ティム・クック氏がアップルの取締役会に新たな人材を求めていると報道

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出典:ImagineChina/AP Photo via Bloomberg

月曜日の報道によると、アップルのCEOティム・クック氏は、既存製品と新しい取り組みへの支援を優先するため、このテクノロジー大手の集中力を緩める中で、同社の取締役会の新取締役を「積極的に探している」という。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏の後継者としてのクック氏の業績に関する記事の中で、クック氏が同社の長年の、そして高齢化が進む8人からなる取締役会に新たなメンバーを加えることを検討していると主張している。

取締役会には社外取締役が7名含まれており、そのうち6名は63歳を超えている。4名は10年以上アップルに在籍し、インテュイットのCEOビル・キャンベル氏とJ.クルー・グループCEOミラード・S・「ミッキー」・ドレクスラー氏はともに1990年代後半から同社に在籍している。

同誌が指摘しているように、現取締役会はジョブズ氏への忠誠心で知られており、市場における優位性を維持するためにアップルを再編するクック氏にとって、これは困難な状況を招く可能性がある。総じて、アップルCEOの最近の動きは「一般的な」テクノロジー企業のCEOの動きに近いと見られており、ジョブズ氏の会社経営手法とは大きく異なる。

ある元従業員は、クック氏を「平時のCEO」と呼び、「戦時のCEO」だったジョブズ氏と対比させている。

「スティーブが唯一気にしていたのは、素晴らしい製品を作ることでした。会社も従業員も、その目標を達成するために存在しているだけでした」と元従業員は語った。「ティムは会社のあらゆることに、はるかに気を配っています。」