調査によると、消費者はアップルがCEOのスティーブ・ジョブズよりも大きいと考えている

調査によると、消費者はアップルがCEOのスティーブ・ジョブズよりも大きいと考えている

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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新たな調査によると、アップルの最高経営責任者(CEO)スティーブ・ジョブズ氏が同社を去ったとしても、顧客の購買意欲に重大な影響は及ばないだろうという。

RBCキャピタル・マーケッツとチェンジウェーブは最近、1月31日から2月9日までの間に3,091人の回答者を対象に調査を実施し、ジョブズ氏が共同創業者であるアップルを去るという仮定のシナリオについて尋ねました。回答者の93%は、ジョブズ氏がCEOを務めていなくても、アップル製品を購入し続ける可能性が高い、または購入の決定を積極的に変更しないと回答しました。

この最新の結果は、2008年6月に行われた前回の調査では回答者の18%が、スティーブ・ジョブズ氏がいなければアップル製品を買う可能性は低くなると答えていたこととは異なっている。

アナリストのマイク・アブラムスキー氏は、この調査結果はアップルがCEOよりも大きな存在である可能性を示していると述べた。ジョブズ氏がCEOを務めていない今、消費者は以前よりも同社に対して安心感を抱いているのかもしれない。これは、ティム・クック最高執行責任者(COO)が率いた2009年の成功が一因となっている。

ジョブズ氏が最後に病気休暇を取っていたとき、同社の株価は144%上昇し、収益は20%増加し、同社は2500万台のiPhoneを出荷した。

ジョブズ氏が1月に病気休暇を取りながらもCEOに留任すると発表した後、投資家たちはジョブズ氏不在のアップル社がどうなるのかを懸念している。しかし、ウォール街の多くのアナリストは、アップル社には将来に向けて会社を率いるのにふさわしい優秀な幹部陣が揃っていると考えている。

アブラムスキー氏は、この新たな調査は、ここ数年で消費者の心の中でアップルがカリスマ的なリーダーであり主席セールスマンでもあるジョブズ氏だけの企業ではない企業へと変化してきたことを示す可能性があると述べた。

「消費者は3年間にわたり、Appleの象徴的なCEOによる購買意欲を超えて、独創的な新製品、最先端のイノベーション、iTunes/App Storeのエコシステム、最高品質のポジショニングを軸に、Appleブランドに対する認識を進化させてきた」と同氏は述べた。