AppleInsiderスタッフ
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列に並ぶMac
市場調査会社NPDの調査結果に関するレポートの中で、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、Macの売上は2008年5月と比較してわずか3%減少しており、世界経済の混乱を考慮すると明るい兆候だと指摘した。
マンスター氏は、Macの売上が今月2%から5%減少すると予想していた。今四半期の最初の2ヶ月間の売上データを分析した結果、6月までの3ヶ月間で220万台から240万台の販売台数になると予想している。
「このデータと、四半期最終月に関する当社の想定を合わせると、Macの出荷台数は前年同期比で12%から4%減少する見込みです。これは、市場が予想する前年同期比8%減とほぼ一致しています」と彼は説明した。「しかし、6月8日に低価格帯のMacが出荷されることで、四半期最終月のMacの出荷台数は増加すると予想しています。」
時代遅れのiPod
NPDによると、Macの平均販売価格は5月中は変化がなかったが、iPodについては同じことが言えず、平均価格は7.5%下落した。iPodの販売台数も18%と大幅に減少した。これは、3月に発売された新型iPod shuffleへの需要が薄れ始め、消費者が9月の新モデルを期待して一部の高価格モデルの購入を延期し始めたためと考えられる。
iPod の売上はわずか 7 パーセントの減少と予測していたマンスター氏は、それでもこのニュースを前向きに捉え、学生たちが同時に対象の Mac を購入すると 8GB の iPod touch の価格を相殺できるほどの割引を提供するという Apple の新学期キャンペーンにより、6 月中の売上は「再加速」すると予想していると述べた。
パイパー・ジャフレーのアナリストは、今月で終了する6月四半期について、iPodの販売台数は950万台から1,050万台に達すると予想している。これは前年比でiPodの出荷台数が14%から5%減少することを意味し、市場全体のコンセンサス予想である前年比約9%増加とは対照的である。
マンスターはアップル株の買い推奨と180ドルの目標価格を維持している。